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慶應義塾大学 研究Discovery Saga
2026年7月6日

実験データから「見えない内部状態の分布」を再構成する新手法を開発

-情報幾何の応用により、生体分子の動きの可視化に成功-

【注目の成果:共同研究・産学連携のためのチェックポイント】
実験データから「見えない内部状態の分布」を可視化するための新しい計算科学的基盤となるものであり、今後、さまざまな分野における逆問題解析への応用が期待
【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
情報学数物系科学工学医歯薬学
【Sagaキーワード】
情報幾何/最適化/多様体/逆問題/材料科学/最適化手法/逆問題解析/原子力/生体分子
公開日:2026.07.03広報室
慶應義塾大学
京都大学

概要

慶應義塾大学理工学部物理学科の苙口友隆専任講師、京都大学複合原子力科学研究所の井上倫太郎教授、杉山正明教授らの研究グループは、実験データから直接観測できない「内部状態の分布」を高精度で再構成する新しい計算手法を開発しました。
実験データから対象の内部状態の分布を推定する問題は「逆問題」と呼ばれ、生命科学、物理学、材料科学といった幅広い分野で重要な研究課題となっています。本研究では、情報幾何に基づき、分布空間の多様体構造を厳密に考慮した新しい最適化手法を開発しました。これにより、従来法では困難であった高精度な分布再構成が可能となり、実験データから溶液中におけるタンパク質の動きを可視化することにも成功しました。本成果は、実験データから「見えない内部状態の分布」を可視化するための新しい計算科学的基盤となるものであり、今後、さまざまな分野における逆問題解析への応用が期待されます。
本成果は、2026年6月15日付で『Physical Review Research』に掲載されました。
プレスリリース全文は、以下をご覧下さい。

プレスリリース(PDF)

実験データから「見えない内部状態の分布」を再構成する新手法を開発<PDF>プレスリリース