NIMS Award 2026 受賞者決定
— 固体電解質の創製を通じて全固体電池技術に革新をもたらした、菅野了次氏、辰巳砂昌弘氏の2名を顕彰 —
【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
【Sagaキーワード】
2026.06.16 学術連携
NIMS(国立研究開発法人物質・材料研究機構)
概要
NIMS(物質・材料研究機構)は、NIMS Award 2026の受賞者を、次世代蓄電池として世界的な研究開発が加速する「全固体電池」の分野で飛躍的なイノベーションをもたらした、菅野 了次 氏(東京科学大学)および 辰巳砂 昌弘 氏(大阪公立大学)の2名に決定しました。菅野 了次 氏および 辰巳砂 昌弘 氏は、硫化物系固体電解質の創製とイオン伝導機構の解明を通じて、高性能な全固体電池実現への道を切り拓きました。
菅野氏は高イオン伝導性を示す結晶系固体電解質、辰巳砂氏は非晶質系固体電解質という異なるアプローチでの開発を先導し、両氏の研究は全固体電池研究の世界的な進展と実用化の加速に極めて大きなインパクトを与えました。これらの成果は、安全かつ高エネルギー密度な次世代電池の実現に向けたキーテクノロジーとして、自動車用電池や定置型蓄電システムなどの産業応用にも道を拓き、カーボンニュートラル社会の実現に向けた重要な技術基盤となっています。
これらの業績を、世界的に傑出した成果として高く評価し、NIMS Award 2026を授与します。
NIMS Award 2026の授賞式および受賞記念講演は、11月10日(火)に開催する「NIMS Award Symposium 2026 - Engineering the Future of Solid State Batteries」(つくば国際会議場)において行います。
シンポジウムでは、以下のタイトルでご講演をいただく予定です。
菅野 了次 氏 「電気化学と材料科学の狭間で —イオン導電体から固体電池への道—」
辰巳砂 昌弘 氏 「全固体電池にむけたガラス系固体電解質の開発」
物質・材料研究機構 研究