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東北大学 研究Discovery Saga
2026年6月12日

妊娠後期の胎盤からヒト胎盤幹細胞を作製する新技術を開発

~妊娠高血圧腎症の原因解明と治療法開発への応用に期待~

【注目の成果:共同研究・産学連携のためのチェックポイント】
妊娠「後期」のヒト胎盤から効率よくTS細胞を作製する手法を新たに開発
【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
工学医歯薬学
【持続可能な開発目標(SDGs)】
【Sagaキーワード】
持続可能/持続可能な開発/新規治療法/合併症/細胞株/妊娠高血圧腎症/生体防御/幹細胞/胎盤/血圧/高血圧/妊娠
2026年6月12日 14:00

研究者情報

〇東北大学病院 講師 濱田裕貴
ウェブサイト

発表のポイント

研究グループは2018年に、妊娠「初期」のヒト胎盤から胎盤幹細胞(TS細胞)の樹立を報告しました。
本研究では、妊娠「後期」のヒト胎盤から効率よくTS細胞を作製する手法を新たに開発しました。
この手法を用い、妊娠高血圧腎症を発症した患者胎盤からTS細胞を作製し、病態の一部を試験管内で再現することに成功しました。

発表概要

熊本大学 発生医学研究所 岡江 寛明(おかえ ひろあき)教授と東北大学病院 産科・婦人科 濱田 裕貴(はまだ ひろたか)講師らの研究グループは、九州大学 生体防御研究所 須山 幹太(すやま みきた)教授の研究グループと共同で、妊娠後期のヒト胎盤から「ヒト胎盤幹細胞(Trophoblast stem cell: TS細胞)」を高効率に作製する新しい技術を開発しました。さらに、この技術を用いて妊娠高血圧腎症を発症した患者胎盤からTS細胞を樹立し、病態の一部を試験管内で再現することに成功しました。本研究成果は、日本時間2026年6月12日(米国東部時間6月11日)米国科学アカデミー紀要PNAS(Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)に掲載されました。



図2. ヒトTS細胞の疾患研究への応用可能性 本研究で開発した技術を用いることで、妊娠合併症を発症した患者胎盤から疾患特異的TS細胞を作製することが可能になりました。得られた細胞株は、妊娠合併症の原因解明や新規治療法の開発に役立つと期待されます。

論文情報

著者:Akira Oike#, Eri H Kobayashi#, Yasuhiro Yamamoto#, Hirotaka Hamada, Sota Takahashi, Takanori Shimizu, Akane Kitamura, Asato Sekiya, Norio Kobayashi, Shun Shibata, Shun Endo, Tetsuya Sato, Naoto Kubota, Chie Kikutake, Mikita Suyama, Takahiro Arima*, Hiroaki Okae*.
#: Co-first authors, *: Corresponding authors
タイトル;Development of a robust method to derive human trophoblast stem cells from late-gestation placentas and its application to preeclampsia.
掲載誌:PNAS. 2026 Jun 16;123(24):e2537884123.
DOI:10.1073/pnas.2537884123

詳細(プレスリリース本文)

問い合わせ先

東北大学大学院医学系研究科・医学部広報室
東北大学病院広報室
TEL:022-717-8032
Email:press.med*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)






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