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京都大学 研究Discovery Saga
2026年5月29日

日本近海における過去60年間の詳細な海況を再現

~海洋、気候、水産等幅広い分野への活用に期待~

【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
情報学環境学数物系科学医歯薬学
【Sagaキーワード】
デバッグ/海洋/海面水温/健康診断
この研究の主な対象者
企業・研究者の方
公開日

概要

坂本圭 理学研究科准教授、気象庁気象研究所および海洋研究開発機構の研究グループは、日本近海における過去60年間(1960~2020年)の詳細な海況を水平解像度2kmで再現した、高精度な海洋再解析データ「FORA-JPN60」を開発しました。従来の海洋再解析データは「長期間だが低解像度」または「高解像度だが短期間」に限られていましたが、FORA-JPN60は、「長期間かつ高解像度」の両者を兼ね備えた世界に例を見ないデータセットです。今後、海洋分野にとどまらず、気候、水産など、幅広い分野での活用が期待されます。
 本研究成果は、2026年5月28日に、国際学術誌「Journal of Oceanography」に掲載されました。また、FORA-JPN60は海洋研究開発機構のサイトを通じて公開しています。

研究者のコメント
「本データの基盤となる高解像度モデルの開発に、十数年前から携わってきました。長年の地道なチューニングやデバッグが、観測データと融合し、精緻なデータセットとして結実したことに深い感慨を覚えています。しかし、これがゴールではありません。精度検証や社会ニーズへの適応など課題は山積しており、今後もこの『生きたデータ』をより価値あるものへ育てるため、研究を進めていきます。」(坂本圭)
関連リンク
データ公開サイト
日本近海海洋長期再解析データセット(FORA-JPN60)

詳しい研究内容について

日本近海における過去60年間の詳細な海況を再現~海洋、気候、水産等幅広い分野への活用に期待~

研究者情報

研究者名 坂本 圭
京都大学 教育研究活動データベース

書誌情報

【DOI】
https://doi.org/10.1007/s10872-026-00795-x

【書誌情報】
Norihisa Usui, Nariaki Hirose, Kei Sakamoto, Hiroaki Asai, Shiro Nishikawa, Hiromichi Igarashi, Yuma Kawakami, Kunihiro Aoki, Hideyuki Nakano, Yoichi Ishikawa (2026). Four-dimensional variational ocean reanalysis for the seas around Japan over 60 years (FORA-JPN60): Part I - system configuration and basic performance.Journal of Oceanography.

関連部局

理学部・理学研究科