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熊本大学 研究Discovery Saga
2026年5月28日

グルノーブル・アルプ大学との国際共同研究論文が英国土木学会(ICE)の論文賞を受賞

【注目の成果:共同研究・産学連携のためのチェックポイント】
根と土壌の複雑な関係性について新たな知見が得られ、斜面災害の防止や土壌補強、環境に配慮した地盤工学技術の発展への貢献が期待
【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
生物学工学農学医歯薬学
【Sagaキーワード】
ICE/材料科学/持続可能/社会基盤/地盤工学/土壌/ラット

概要

熊本大学大学院先端科学研究部の椋木俊文教授および大谷順博士らが共著した研究論文が、英国土木学会(Institution of Civil Engineers: ICE)より、2026年 Sir Benjamin Baker Medalを受賞しました。本賞は、ICEが発行する学術誌掲載論文の中から、特に優れた研究成果に対して授与されるもので、今回の論文は「第3位」に相当する高い評価を受けました。
本研究は、熊本大学、フランスのグルノーブル・アルプ大学(Université Grenoble Alpes)、フランス国立科学研究センター(CNRS)、およびオランダのトゥウェンテ大学による緊密な国際共同研究として実施されたものです。共同著者のひとりであるグルノーブル・アルプ大学のジオアキーノ(チノ)・ヴィジアーニ教授(Professor Gioacchino (Cino) Viggiani)は、熊本大学の客員教授も務めており、両大学の強力な連携が今回の素晴らしい成果へとつながりました。
受賞論文のタイトルは、
「Experimental measurement of root growth and root-soil interaction in a bi-layered sand using x-ray tomography」
です。
本研究は、フランス・グルノーブル・アルプ大学、フランス国立科学研究センター(CNRS)、オランダ・トゥウェンテ大学との国際共同研究として実施されました。
研究では、X線トモグラフィ技術を用いて、植物の根が土壌中でどのように成長し、土と相互作用するのかを可視化しました。これにより、根と土壌の複雑な関係性について新たな知見が得られ、斜面災害の防止や土壌補強、環境に配慮した地盤工学技術の発展への貢献が期待されています。
Sir Benjamin Baker Medalは、土木工学、建設工学、材料科学分野において、学術的価値と社会的意義の高い論文に授与される国際的な賞です。授賞式は2026年7月、英国ロンドンのICE本部で開催される予定です。
今回の受賞は、熊本大学の研究力と国際共同研究の成果が世界的に高く評価されたことを示すものであり、持続可能な社会基盤整備や環境分野における本学の研究貢献を示す成果となりました。
なお、受賞論文は、ICEのジャーナルプラットフォーム上で1年間無料公開される予定です。
 

論文情報

論文名:Experimental measurement of root growth and root–soil interaction in a bilayered sand using X-ray tomography
著者:Tomoya Nagayama, Floriana Anselmucci, Nicolas Lenoir, Luc Sibille, Toshifumi Mukunoki, Jun Otani and Gioacchino Viggiani
掲載誌:Géotechnique Letters
doi:10.1680/jgele.24.00035
 
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経営企画本部 国際事業戦略チーム
096-342-2108