リスク層別化と根絶による胃がん対策:ABC分類プログラムからみたリアルワールドデータ
HUG 2026 Best Oral Presentation Award(令和8年3月受賞)
Gastric cancer control via risk stratification and eradication in a municipal setting: Real-world data from the ABC classification program
【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
【Sagaキーワード】

齋藤 宏章(さいとう・ひろあき)
放射線健康管理学講座 博士研究員
研究グループ
齋藤宏章1,2、中村翔2、渡邊要2、高橋鴻志2、Chei Chy-Lye2、西川佳孝3、尾崎章彦4、
坪倉正治1、水野靖大5,6、成松宏人2
1福島県立医科大学 医学部 放射線健康管理学講座
2神奈川県立がんセンター臨床研究所 がん予防・情報学部
3京都大学大学院健康情報学
4ときわ会常磐病院 乳腺甲状腺センター
5マールクリニック横須賀
6横須賀市医師会
今回の受賞について
HUG (The International Symposium on Helicobacter and Upper Gastrointestinal Diseases)
韓国上部消化管・ヘリコバクター学会(Korean College of Helicobacter and Upper Gastrointestinal Research)が主催する国際学術集会です。ヘリコバクター・ピロリ感染症、胃がん、食道疾患などの「上部消化管疾患」を専門とする、国際会議の一つです。今年は24カ国から501名の参加者が集まりました。
賞について
学術大会において、特に優秀な口頭演題に対して贈られる賞です。概要
わが国において胃がんは依然として高い罹患数・死亡数を占めており、効率的な予防戦略の構築が喫緊の課題となっています。本研究は、自治体が実施する「ABC分類(ヘリコバクター・ピロリ抗体価とペプシノゲン値を組み合わせた胃がんリスク検診)」の枠組みにおいて、ピロリ菌の除菌治療およびリスク層別化に基づいた追跡管理が、実際の地域住民においてどの程度胃がんの発症抑制に寄与しているかを検証したものです。
大規模な実臨床データ(リアルワールドデータ)を用いた解析の結果、適切なリスク判定と介入(除菌)の組み合わせが、地域レベルでの胃がん発生率を有意に抑制していることを明らかにしました。(齋藤宏章)
問い合わせ先
公立大学法人福島県立医科大学 医学部放射線健康管理学講座電話:024-547-1891(内線:5401)
メールアドレス:hiros@fmu.ac.jp(スパムメール防止のため一部全角表記しています)
福島県立医科大学 研究