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自然科学研究機構 基礎生物学研究所 研究Discovery Saga
2026年5月19日

"首"がない魚における頭部安定化行動とその神経回路機構を発見

〜"首"を使って頭部を安定させる仕組みの起源に迫る〜

【注目の成果:共同研究・産学連携のためのチェックポイント】
形態的な首や頭部の安定化行動の起源につながることが期待
【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
情報学医歯薬学
【Sagaキーワード】
行動実験/筋肉/神経回路

2026.05.18
自然科学研究機構 生命創成探究センター
自然科学研究機構 基礎生物学研究所

概要

大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 生命創成探究センター(ExCELLS)/基礎生物学研究所の椙岡 拓己研究員と谷本 昌志助教、東島 眞一教授のグループは、”首”を持たない魚にも頭を安定化させる行動があることを世界で初めて発見しました。研究グループは、ゼブラフィッシュ仔魚を用いて、傾きに応答して頭部を水平方向に保つ行動を行動実験で発見すると共に、この頭部安定化行動を司る神経回路・筋肉を明らかにしました。頭部安定性は、安定的な感覚知覚や効率的な運動出力に重要であることが知られています。本研究をより発展させることで、形態的な首や頭部の安定化行動の起源につながることが期待されます。

本研究成果は、国際科学雑誌「Communications Biology」 (2026年4月4日) に掲載されました。

発表のポイント

    首を持たない魚においても、体の傾きに対して胴体前方部を屈曲させることで、頭部を水平方向に安定化させる行動を世界で初めて発見した。
    魚の頭部安定化行動を担う神経回路と筋肉を特定することに成功し、四足動物の”首”を使う頭部安定化行動の神経回路構造と非常に似ていることを明らかにした。
    ”首”を持たない魚においても、「”首”を用いた頭部安定化行動」に相当する行動が明らかになったことで、頭部安定化行動や首の起源に迫る研究に繋がることが期待される。



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