藤田誠卓越教授がフンボルト賞を受賞
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概要
藤田誠卓越教授が、ドイツの学術振興財団であるアレクサンダー・フォン・フンボルト財団よりフンボルト賞を授与されました。フンボルト賞はアレクサンダー・フォン・フンボルト財団が創設した学術賞で、各分野において毎年100人以内が選出される。基本的な発見もしくは新しい理論によって後世に残る重要な業績を挙げ、今後も学問の最先端で活躍すると期待される国際的に著名な研究者に対して授与される。ドイツの栄誉ある賞のひとつである。
■受賞理由と研究の功績
藤田卓越教授は「自己組織化」の概念を化学合成に取り入れ、金属イオンと有機分子を混ぜるだけで複雑な構造体が自発的に組み上がる「金属配位自己組織化」の先駆者として知られています。 1990年に発表された「分子正方形」の合成を皮切りに、巨大なケージ(籠)状分子やネットワーク構造を次々と創出。これらの空間に他の分子を取り込むことで、有害物質のセンサーや、化学反応を効率化する「ナノ反応場」としての応用を切り拓いてきました。また、結晶化が困難な微量化合物の構造を解析する「結晶スポンジ法」の開発など、その創造的な研究は世界の化学界に大きな変革をもたらし続けています。
自然科学研究機構 研究