【症例報告】国内初ドナネマブ治療患者 脳内アミロイド除去を達成し 1 年で投与完了
医薬保健研究域医学系、教授/医薬保健研究域医学系、准教授 小野 賢二郎/篠原 もえ子 ONO, Kenjiro/SHINOHARA, Moeko
【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
【Sagaキーワード】
Research NEWS
2026/5/12
概要
金沢大学医薬保健研究域医学系の小野賢二郎教授と篠原もえ子准教授は、金沢大学附属病院においてドナネマブ(※1)治療を受けた早期アルツハイマー病( ※2)の女性患者 1 名について、治療開始から 1 年後に実施したアミロイド PET 画像で脳内アミロイド除去が達成されたことを報告しました。ドナネマブは、アルツハイマー病による軽度認知障害および軽度認知症の方を対象とした抗アミロイド抗体薬です。本患者は、国内で初めてドナネマブ治療を行った方です。
1 年間の治療期間中、重篤な副作用は認められず、認知機能を含む症状の明らかな悪化も見られませんでした。本患者では、脳内アミロイドの十分な除去が確認されたことから、1 年間でドナネマブ治療を終了することができました。
本症例のような、抗アミロイド抗体薬治療症例の集積および解析を通じて、今後、アルツハイマー病治療のさらなる発展につながることが期待されます。
本研究は 2026 年 3 月 25 日に国際学術誌『Neurology』のオンライン版に掲載されました。
金沢大学 研究