[Top page] [日刊 研究最前線 知尋] [Discovery Saga総合案内] [大学別アーカイブス] [Discovery Saga会員のご案内] [産学連携のご案内] [会社概要] [お問い合わせ]

香川大学 研究Discovery Saga
2026年4月21日

神野正彦名誉教授が文部科学省「令和8年度科学技術分野の文部科学大臣表彰」において「科学技術賞 (研究部門)」を受賞しました

【注目の成果:共同研究・産学連携のためのチェックポイント】
次世代大容量光通信基盤の構築と情報通信インフラの高度化・省エネルギー化への貢献が期待
【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
情報学複合領域工学
【Sagaキーワード】
ルーティング/光ネットワーク/マルチコア/情報通信/光通信/省エネ/省エネルギー

2026年04月20日お知らせPICK UP

概要

本学の神野正彦名誉教授が、令和8年4月15日、文部科学省「令和8年度科学技術分野の文部科学大臣表彰」において「科学技術賞 (研究部門)」を受賞しました。

表彰名: 令和8年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞(研究部門)
受賞者: 神野正彦(香川大学 名誉教授)
業績名: 空間チャネルネットワークと空間クロスコネクトに関する研究
業績の概要:
 光ファイバ通信分野では、通信需要の急増に伴い、光ネットワークの大容量化と低コスト化の両立が重要な課題となっています。従来の波長クロスコネクト装置は高コストかつ損失が大きく、装置規模や消費電力の増加、伝送距離の制約を招いていました。本研究では、波長単位ではなくコア単位でルーティングを行う「空間チャネルネットワーク」を提案し、その実現技術を開発しました。具体的には、マルチコアファイバに基づくコア選択スイッチおよび空間クロスコネクト装置を開発し、階層構成により大容量化と低損失化を実現しました。さらに、マルチコアファイバデバイスの小型・高信頼な実装技術を確立するとともに、コア配置の極性に関する管理手法を提案し、空間チャネルネットワークテストベッドにより有効性を検証しました。本成果により、波長クロスコネクト装置を空間的バイパスすることによる装置コスト・消費電力の削減と伝送距離の延伸が可能となります。また、マルチコアファイバ配線により装置内配線の簡素化と運用コスト低減も見込まれます。これにより、次世代大容量光通信基盤の構築と情報通信インフラの高度化・省エネルギー化への貢献が期待されます。

科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞(研究部門)について:
   科学技術分野の文部科学大臣表彰は、科学技術に携わる者の意欲の向上を図り、我が国の科学技術の水準の向上に寄与することを目的としています。その中で「科学技術賞(研究部門)」は、我が国の科学技術の発展等に寄与する可能性の高い独創的な研究又は開発を行った者が対象です。詳しくは下記の文部科学省報道発表(令和8年4月7日)をご参照ください。

参考情報
令和8年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞者の決定等について
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/mext_01620.html

科学技術賞 受賞者一覧 (PDF:439KB)
https://www.mext.go.jp/content/20260403-mxt_sinkou01-000048647_1.pdf