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九州工業大学 研究Discovery Saga
2026年4月16日

新型海中ロボット「Mega Bee」の進水式を開催しました

【注目の成果:共同研究・産学連携のためのチェックポイント】
海中ロボットは有線ケーブルによる運用が主流であり、ケーブルの絡まりや作業範囲の制約といった課題がありましたが、Mega Beeは海中電波通信技術を用いることでケーブルレス運用を可能とした
【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
情報学環境学数物系科学工学
【Sagaキーワード】
アルゴリズム/海洋/ノイズ/ケーブル/ロボット/遠隔操作/災害対応/風力発電/洋上風力発電
更新日:2026.04.15

概要

2026年4月10日、脇田漁港(北九州市若松区)において、電波により遠隔操作が可能なケーブルレス海中ロボット「Mega Bee (メガビー)」の進水式を開催しました。

Mega Beeは、未来社会ロボット実装センター(センター長: 西田 祐也)およびネットワーク&スマートシステム研究センター(センター長: 松嶋 徹)が、パナソニックホールディングスの協力のもと開発したものです。

従来の海中ロボットは有線ケーブルによる運用が主流であり、ケーブルの絡まりや作業範囲の制約といった課題がありましたが、Mega Beeは海中電波通信技術を用いることでケーブルレス運用を可能とし、作業効率および安全性の向上が期待されます。また、自律航行機能やノイズ対策技術を備えており、電波通信が困難とされる海中環境において、動画のリアルタイム伝送と遠隔操作を同時に実現する世界初の海中ロボットです。

進水式では、約300kgの機体をクレーンにより海中へ慎重に投入し、その後、操縦のデモンストレーションを実施しました。あわせて、機体の6面に搭載された高解像度水中カメラによる映像のリアルタイム伝送を確認しました。今後は、洋上風力発電設備や橋脚などのインフラ点検、海洋調査、災害対応などへの応用が期待されています。

両センターは今後も研究開発を継続し、5〜10年以内の実用化を目指すとともに、現在2号機の製作も進めています。


■ 海中ロボット「Mega Bee」の特徴
耐圧深度 300m
サイズ 幅750mm × 高さ880mm × 奥行1300mm
搭載機器 高解像度水中カメラ搭載 / マルチビームソナー対応 / 自律航行アルゴリズム搭載
通信装置 音響モデム / Wi-Fi / 電波通信装置
設計特徴 モジュール構造による拡張性



■ 名前の由来
「Mega Bee (メガビー)」という名称は、蜂のように群れで協調して行動するロボットの実現を象徴するとともに、水中でのリアルタイム映像伝送に不可欠な通信速度「メガBPS (Mbps)」を掛け合わせたものです。
◇ 海中ロボット「Mega Bee」の進水式の様子についてはこちら (YouTube)
◇ 未来社会ロボット実装センター についてはこちら
◇ ネットワーク&スマートシステム研究センター についてはこちら
◇ 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択についてはこちら




概要説明 西田センター長(未来社会ロボット実装センター)


新型海中ロボット「Mega Bee」


集合写真


進水式の様子1


進水式の様子2


高解像度水中カメラによる映像のリアルタイム伝送の様子