自閉スペクトラム症に関連する銅濃度低下が 白質形成と社会性行動に及ぼす仕組みを解明
【注目の成果:共同研究・産学連携のためのチェックポイント】
![]() | 自閉スペクトラム症の理解を深める新たな手がかりとなることが期待 |
【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
【Sagaキーワード】
研究のポイント
・自閉スペクトラム症者で、血漿銅濃度の低下を認め、症状指標との関連を見いだした。・自閉スペクトラム症者で、白質容量の低下を認め、社会性に関わる症状との関連を見いだした。
・銅欠乏により、オリゴデンドロサイトの成熟と髄鞘形成が低下することを明らかにした。
・その分子背景として、マイトファジーの変調とmTORシグナル抑制が関与することを見いだした。
・自閉スペクトラム症の病態を、微量元素代謝と白質形成の観点から捉える新たな視点を示した。
・自閉スペクトラム症の理解を深める新たな手がかりとなることが期待される。
論文名
Copper deficiency impairs oligodendrocyte maturation and social behavior via mitophagy and mTOR suppression in ASD著者
Noriyoshi Usui*, Miyuki Doi, Stefano Berto, Kiwamu Matsuoka, Rio Ishida, Hana Miyauchi, Yuuki Fujiwara, Koichiro Irie, Michihiro Toritsuka, Takahira Yamauchi, Takaharu Hirai, Min-Jue Xie, Yoshinori Kayashima, Naoko Umeda, Keiko Iwata, Kazuki Okumura, Taeko Harada, Taiichi Katayama, Masatsugu Tsujii, Hideo Matsuzaki, Manabu Makinodan, Shoichi Shimada*責任著者
掲載誌
「Science Advances」DOI
10.1126/sciadv.adz3398プレスリリース資料はこちらをご覧ください。
福井大学 研究