ぐるぐる回る分子の“向き”と“形”を制御した電気応答を実現
―従来より高密度に情報記憶できる素子への応用に期待―
【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
【Sagaキーワード】
Research NEWS
ナノマテリアル研究所、教授/理工研究域物質化学系、助教
水野 元博/栗原 拓也MIZUNO, Motohiro/KURIHARA, Takuya
2026/3/26
発表のポイント
固体と液体の中間の性質を持つ「柔粘性結晶(※1)」が、分子の向きと形の変化によるニ段階で電気応答することを発見しました。分子がランダムに回転すると考えられてきた柔粘性結晶で、協同的かつ二段階の電気応答を見出した初めての例であり、従来の強誘電体(※2)とは異なる新しいタイプの機能性材料と考えられます。
この現象を利用すると、従来の「0」「1」だけでなく、複数の情報(例えば「0」「1」「2」「3」)を記憶できる「多値メモリ」という次世代技術や、新しいタイプのセンサ・スイッチ開発への貢献が期待されます。
金沢大学 研究