スマートフォンの「仲間同士の励まし合い」が高齢者の歩行量を増やす
―ピアサポートアプリを組み込んだスマホ講座で、12週後の歩数が有意に増加―
【注目の成果:共同研究・産学連携のためのチェックポイント】
![]() | 高齢者の身体活動促進と同時に、デジタル活用を支援する新たな地域介入モデルとして、今後の介護予防施策や自治体のデジタル施策への応用が期待 |
【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
【Sagaキーワード】
2026年03月25日
研究・産学連携
概要
千葉大学予防医学センターの中込敦士准教授らの研究チームは、高齢者向けスマートフォン講座に、仲間同士で励まし合うデジタルピアサポート注1)アプリを組み合わせることで、日常の歩行量が増加するかを検証しました。その結果、デジタルピアサポートアプリを取り入れたスマートフォン講座を受けた高齢者では、通常のスマートフォン講座のみを受けた高齢者と比べて、12週後の1日平均歩数が約580歩増加することが明らかになりました。本研究成果は、高齢者の身体活動促進と同時に、デジタル活用を支援する新たな地域介入モデルとして、今後の介護予防施策や自治体のデジタル施策への応用が期待されます。
本研究成果は、2026年3月10日に国際学術誌 Journal of Medical Internet Research に掲載されました。
用語解説
注1)ピアサポート:年齢や立場が近い人同士(仲間)が、励まし合いや情報共有を通じて、行動の継続を支え合う仕組み。本研究では、スマートフォンアプリ上で歩数目標や日常の活動を共有し、互いに声を掛け合うことを指す。論文情報
タイトル:Digital Peer Support to Increase Walking Among Older Adults: A Cluster Randomized Trial著者:Atsushi Nakagomi, Noriyuki Abe, Takayuki Ueno, Gemmei Izuka, Yohei Kawasaki, Katsunori Kondo
雑誌名:Journal of Medical Internet Research
DOI:10.2196/75708

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千葉大学 研究