
金沢大学 研究
Discovery Saga
2026年3月16日
「行動する知」
―考える知を実践する力へ―
【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
【Sagaキーワード】
Aspiration
人間社会研究域国際学系
南 コニーMINAMI, Connie
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2026/3/16
概要
自身の経験が導いた研究者への道
南コニー准教授が研究の道を歩み始めた原点は、「声なき人にも思いがある」という自身の経験である。南先生はデンマークで生まれ、中学時代までデンマークで過ごした。高校生のとき、両親とともに日本に移り住んだ。当初は、学校の授業についていけず、つらい思いをしたが、誰にも相談することができなかった。「教室という同じ空間にいながらも、声を出せない。また、自分のように声を出すことができない人たちが自分以外にもいることに気づいた。」と語る。この経験が「人間のあり方、社会のあり方を問う」、現在の南先生の研究につながるきっかけの一つとなった。“聞き取れない声”や、“汲み上げられない意見”を、どうすれば社会での“行動”につなげることができるのか──「この問いが、研究者としての自分の原点となった」と語る。当時、偶然目に留まった、太宰治『人間失格』との出会いが、社会のなかでの弱者の存在や人間の在り方についてより深く考える、20世紀フランス思想・文学の分野へと南先生を導いていった。思想を学ぶだけでなく、現実社会に働きかける「行動する知」へと。
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