女性と男性で異なる運動神経の働き ―パーキンソン病の新たな性差を発見―
理工研究域 フロンティア工学系, 准教授 西川 裕一 NISHIKAWA, Yuichi
【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
【Sagaキーワード】
Research NEWS
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2026/3/4
概要
金沢大学理工研究域フロンティア工学系の西川裕一准教授、中京大学の渡邊航平教授、スロベニア・マリボル大学の Aleš Holobar 教授、MNES 株式会社の高橋哲也医師、広島大学の前田慶明准教授、丸山博文教授、アメリカ・マーケット大学の Allison Hyngstrom教授らの国際共同研究チームは、パーキンソン病患者において、性別によって運動単位(運動神経と筋線維の単位)の活動特性が異なることを、非侵襲的な高密度表面筋電図(HD-sEMG)(※1)解析により世界で初めて明らかにしました。本研究では、パーキンソン病患者 27 名(女性 14 名、男性 13 名)を対象に、両側の外側広筋の筋電図信号を HD-sEMG により測定し、運動単位の活動パターンを詳細に解析しました。その結果、女性は男性と比較して、以下の特徴が認められました。
・ 症状が強く現れる側とそうでない側での筋活動における左右差が顕著
・ 神経の興奮性を反映する持続性内向き電流(Persistent Inward Currents、PIC)(※2)がより低下
・ 発火間隔のばらつき(不安定性)が増大
・ 発火頻度が高くなる傾向
金沢大学 研究