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金沢大学 研究Discovery Saga
2026年3月2日

デジタルがヒトを支える医療―基礎研究と臨床をつなぐトランスレーショナルリサーチ―

コンピュータとの出会いが導いた研究の必然

【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
情報学複合領域生物学医歯薬学
【Sagaキーワード】
AI/ゲーム/機械学習/人工知能(AI)/医療機器/遺伝情報/橋渡し研究/心筋/心筋症/日常生活/ミトコンドリア/スマートフォン/トランスレーショナルリサーチ/遺伝子/医師
Aspiration
融合研究域融合科学系
野村 章洋NOMURA, Akihiro
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2026/2/27

概要

融合研究域融合科学系においてデジタル技術と医学との融合に取り組む野村章洋教授。第一線の研究者でありながら、循環器内科で外来診療を行う現役の医師でもある。医療の現場と研究の最前線を行き来する野村先生のそばには、いつもコンピュータがある。はじめてコンピュータに触れたのは、小学4年生の頃。「コンピュータでゲームを作る、いわゆるプログラムを組むことがすごく好きな少年だった」と振り返る。幼い頃から親しんできたコンピュータは、のちに野村先生の研究の方向性を決定する重要な要素となっていく。
父親が医師であった影響もあり、野村先生は医師の道に進んだ。循環器内科医として患者さんと日々向き合い、臨床のやりがいを感じる一方で、まだ十分に理解されていない病気や病態が多く存在することを強く意識するようになったと言う。「新しい病気の治療法を開発するには基礎研究が大切」との思いから大学院へ進学。心不全や心筋症に関わる遺伝子研究に取り組むなかで、データの解析や統計処理の重要性に気付き、コンピュータを用いた計算科学に自分の興味があることに気づいたと話す。「病気のメガニズムや未解明の現象を、コンピュータを使って解明することに憧れがあった」と語る。
野村先生が大学院で研究に打ち込んでいた頃、医学研究の世界では、膨大な遺伝情報を扱う技術が進展し、計算科学や人工知能(機械学習)の重要性が急速に高まっていた。循環器内科学という専門と、趣味として親しんできたコンピュータ。その二つが自身の研究として重なり合ったことを、野村先生は「すごく面白く、そして楽しかった」と語る。

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