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自然科学研究機構 研究Discovery Saga
2026年2月27日

2026年3月の星空情報

【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
情報学数物系科学
【Sagaキーワード】
ブログ/金星/太陽/望遠鏡/惑星

広報ブログ


伊藤博則、三上真世(国立天文台 天文情報センター)

2026年3月の星空情報

レグルス食

3月2日、しし座の1等星レグルスが月に隠される「レグルス食」が起こります。
日の入り後、月のすぐそばにあるレグルスが月の縁でふっと消え、そして再び現れます。 星が隠れる瞬間と現れる瞬間、その一瞬の変化が、星食観察のいちばんの見どころです。
満月直前の月がとても明るいため、レグルスは肉眼では見えにくいかもしれません。 双眼鏡や望遠鏡を使い、宵の空に星が見え始めたら早めに月のそばを確認してみてください。
日本の南部の一部では、レグルスが月に隠されない地域もあります。

皆既月食

3日の夜は、皆既月食が起こります。
19時ごろから月が欠けて見え始め、20時過ぎには月全体が地球の影に入る皆既食となり、赤銅色に染まります。
皆既食は21時過ぎに終わりますが、月がもとの満月に戻る22時過ぎまで月の表情の変化を楽しむことができます。
日本全国で見られ、時間帯としても観察しやすい月食です。

月が惑星に接近

20日の春分の日には、夕方の西の空で、細い月が金星に接近します。
日の入り後、なるべく早い時間に、西の空が開けた場所で探してみましょう。
26日には、上弦の月が木星に接近します。半月のそばで輝く木星が、春の夜空に印象的な光景をつくり出します。

3月の月の暦

3日:満月 11日:下弦 19日:新月 26日:上弦
(三上)

映像制作スタッフおススメ現象ピックアップ「皆既月食」

子どものころ、月が赤くなると聞くと、なんだか不気味だった。
ただ「いつもと違う月」というだけで、少し怖い。
でも仕組みを知ると景色は変わる。
皆既月食は、地球が太陽と月のあいだに入り、その影が月を覆う現象。
赤く見えるのは、大気を通った赤い光だけが届くからだという。
なんだ、ちゃんとしている。
こちらは日々あくせくしているのに、天体は静かに、正確に動き続ける。
当たり前だけど、その当たり前が何十億年も続いていると思うと、ちょっとすごい。
赤い月は、不吉のサインではなく、「宇宙は今日も通常運転」という合図なのかもしれない
(伊藤)