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岡山大学 研究Discovery Saga
2026年2月21日

前立腺がんに対するPSMAルテチウム療法を導入

【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
農学医歯薬学
【Sagaキーワード】
抵抗性/去勢抵抗性前立腺がん/放射線治療/ホルモン/前立腺がん/がん細胞/がん治療/リガンド/副作用/医師/化学療法/看護/生活の質/放射線

2026年02月19日

発表のポイント

既存の治療が効きにくい「転移性去勢抵抗性前立腺がん」に対し、がん細胞をピンポイントで攻撃する最新の放射線治療を導入しました。
中国・四国地方の拠点病院として、標準治療の選択肢が少なくなった患者さんへ新たな治療選択肢を提供し、生存期間の延長と生活の質の維持を目指します。

 岡山大学病院腎泌尿器科(荒木元朗教授・診療科長)では、転移を有する前立腺がんに対して従来の治療(ホルモン療法や化学療法など)で効果が得られなくなった「転移性去勢抵抗性前立腺がん」の患者さんに対し、がん細胞にのみ集まる性質を持った薬剤を用いた最新の治療法「ルテチウムPSMA放射性リガンド療法」を導入しました。
 前立腺がん細胞の表面には「PSMA」という目印が多く存在します。今回導入した治療は、この目印に結合する薬剤に治療用の放射性物質を付け、体内からがんを狙い撃つという画期的なものです。
 本治療の導入により、これまでこれ以上の治療が難しいとされた患者さんに対しても、副作用を抑えつつ高い治療効果を提供することが可能となります。地域の中核病院として、最先端の医療を提供し、前立腺がんの克服に向けた重要な一歩を踏み出します。


◆研究者からひとこと
治療法がないと落胆する患者さんのためにも、この最新治療の導入で、再び希望を持って治療に臨んでいただける体制を整えられたことは、医師としてこれ以上の喜びはありません。岡山から、前立腺がん治療の新たな未来を切り拓いていきます。


荒木元朗 教授
放射線物質で『見つけた敵をそのまま狙い撃つ』という新しいアプローチの治療です。岡山大学病院腎泌尿器科、放射線科、放射線部、看護部で連携し、安全かつ正確な放射線治療を提供します。


河田達志 助教


<詳しい内容について>
前立腺がんに対するPSMAルテチウム療法を導入

お問い合わせ

岡山大学学術研究院医療開発領域(岡山大学病院腎泌尿器科)
研究助教 氏名 河田 達志
(電話番号) 086-235-7287
(FAX) 086-231-3986