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信州大学 研究Discovery Saga
2026年2月10日

高性能高耐久性燃料電池を可能とする電解質膜を開発

~フッ素を全く含まない高分子複合膜でPFAS規制にも対応~

【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
環境学化学工学農学医歯薬学
【Sagaキーワード】
低炭素社会/高分子電解質/高分子/クリーンエネルギー/ポリエチレン/固体高分子形燃料電池(PEFC)/低炭素/ベンゼン/電解質膜/電池/導電率/燃料電池/ナノ材料/フッ素/耐久性/電解質/導電性/エチレン/プロトン/スルホン酸

公開日

概要

山梨大学クリーンエネルギー研究センター/水素・燃料電池ナノ材料研究センター・早稲田大学理工学術院の宮武 健治(みやたけけんじ)教授、信州大学繊維科学研究所の金 翼水(きむいくす)教授、山梨大学クリーンエネルギー研究センターのLiuFanghua(りゅうふぁんふぁ)研究助教(元早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構次席研究員)の研究グループは、水素と酸素を用いて発電する固体高分子形燃料電池(PEFC)※1の性能と耐久性を大幅に向上させる新たなプロトン導電性電解質膜※2の開発に成功しました。この電解質膜は、親水部構造としてスルホン酸基を持つフェニレン基、疎水部構造としてベンゼン環が5つ連結したキンケフェニレン基と脂肪族基 の3成分からなる高分子電解質と、補強材として多孔性のポリエチレン基材を組み合わせた複合膜で、高いプロトン導電率、大きな伸び率、優れたガスバリア性を併せ持ち、高温(120℃)での高性能な燃料電池発電と、過酷な加速劣化試験で100,000サイクル以上の耐久性を達成しました。
高分子電解質およびポリエチレン(PE)いずれにもフッ素が全く含まれないことから、人体や環境に対する悪影響が懸念されているPFAS※3にも該当することが無く、次世代の固体高分子形燃料電池用の電解質膜として大変有望な新材料です。低炭素社会の早期実現にも大きく貢献しうる技術として、早期実用化が期待されます。
詳細はプレスリリースをご覧ください。

問い合わせ先

〒386-8567 長野県上田市常田3-15-1
信州大学 社会実装研究クラスター 繊維科学研究所
所長 金 翼水(キム イクス)卓越教授
TEL:0268-21-5439
E-mail:kim@shinshu-u.ac.jp