世界初・環境に優しいナノペーパー基板上で駆動する印刷型センサ
~山形大学・TANGHO社(カナダ)・ウォータールー大学による共同開発~
【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
【Sagaキーワード】
最適化/耐熱性/有機エレクトロニクス/ファイバー/フレキシブル/フレキシブルエレクトロニクス/カーボンニュートラル/ナノファイバー/環境負荷低減/材料設計/カーボン/ナノ材料/環境負荷/再生可能資源/積層構造/ゼロエミッション/セルロース/セルロースナノファイバー/層構造/ナノテクノロジー
掲載日:2026.01.23
本件のポイント

▲Tangho NanoPaperTM上に形成した、4x4圧力センサアレイ
概要
山形大学有機エレクトロニクスイノベーションセンター (INOEL) と、Tangho Green Canada Inc.、およびウォータールー大学 ナノテクノロジー研究所(WIN)は、2026年1月28日~30日に東京ビッグサイトで開催される「nano tech 2026」において、環境にやさしいナノペーパー基板上に実装した世界初の動作可能な印刷型圧力センサの一般公開デモを実施します。本デモでは、セルロースナノファイバーからなる基板(Tangho NanoPaperTM)上に、スクリーン印刷を用いて形成した4x4の圧力センサアレイを用い、2次元タッチセンサとしての動作を実演します。
Tangho NanoPaperTM は、天然(植物由来)の成分から作られた、優れた耐熱性、表面平滑性を有するサステナブルな基板材料です。印刷エレクトロニクス向けに利用可能なフレキシブル基板として実用化を進めています。
本プロジェクトは、カナダと日本の研究機関・企業が対等なパートナーとして連携し、サステナブル・エレクトロニクス分野における国際イノベーションを推進する象徴的な取り組みです。
発表内容
(連携の経緯と実績)現在、プリンテッド&フレキシブルエレクトロニクスは、ゼロエミッション、カーボンニュートラルの流れを受けて、次世代のエレクトロニクスの重要な要素技術の一つとして注目されています。
本学では、「サステナブルエレクトロニクス」の実現を大きな目標として掲げ、それに寄与するデバイスあるいはプロセス技術の開発を進めています。また、Tangho Green Canada Inc. は、セルロースナノファイバーを用いた超平滑ナノペーパー基板「Tangho NanoPaperTM」を開発し、ウォータールー大学 ナノテクノロジー研究所(WIN)とともに、材料設計および積層構造の最適化を進めています。
本共同研究では、三者の強みを融合し、天然由来基板上においても高性能な印刷型センサが実際に動作することを実証しました。
(展示内容)
nano tech 2026 で、Tangho NanoPaperTM 上に印刷法にて形成した 4x4 圧力センサアレイを展示します。
・Tangho ブース(西1ホール 1WC19/イノベーション&アカデミックゾーン)
・山形大学 INOEL ブース(西1ホール 1W-J19)
(今後の展開と進め方)
本取り組みを通じ、三者は引き続き、サステナブル・エレクトロニクス分野におけるカナダ–日本間の国際連携を深化させ、材料からデバイスまでを包含するイノベーション創出を推進していきます。
機関の概要
Tangho Green Canada Inc.
セルロースナノファイバーを基盤とした次世代材料「NanoPaperTM」の開発・製造・事業化を行う、カナダ発のサステナブルマテリアル企業です。同社は、再生可能資源を活用した高機能ナノ材料を通じて、エレクトロニクス分野の環境負荷低減と新たな価値創出を目指しています。
関連リンク
有機エレクトロニクスイノベーションセンター
山形大学 研究