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自然科学研究機構 分子科学研究所 研究Discovery Saga
2026年1月13日

第992回分子研コロキウム

【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
数物系科学化学総合理工工学農学医歯薬学
【Sagaキーワード】
高温高圧/均一系触媒/触媒反応/反応機構/反応場/静電相互作用/電極触媒/加水分解/酸素還元反応/遷移状態/不均一系触媒/活性種/水分解/選択性/電気二重層/還元反応/気液界面/セルロース/インジウム

概要

演 題 「特異な反応場における触媒反応機構」
日 時 2026年01月23日(金) 16:00
講演者 長谷川淳也 教授(北海道大学 触媒科学研究所)
場 所
研究棟201室
概 要
不均一系触媒反応では活性点のキャラクタリゼーションが容易ではないので、反応機構の解析は一筋縄ではない。加えて、反応を促進するために、高温高圧、電位、機械的刺激などの多様な実験条件が用いられている。これらの条件下で創出される反応雰囲気は、我々分子科学者からは特異な反応場と位置付けられよう。いかなる反応場でいかなる反応機構が触媒現象を成立させているかは長らくの課題である。このような動機を駆動力として、理論計算に基づいて行った幾つかの研究例について紹介させて頂きたい。金属液体による触媒反応については、高温下における液体インジウムの触媒活性の起源に関する研究を行い、気液界面で発生する少数クラスターを活性種として提案した。メカノケミストリにおける機械的刺激について、ボールミリングがセルロース加水分解の選択性に及ぼす影響に関する研究を行い、張力下におけるセルロースの構造が解重合の遷移状態に類似した構造になることを提案した。水の電解において、電極触媒における電気二重層を露わに考慮して酸素還元反応の理論計算を行い、静電相互作用がエネルギーダイアグラムに及ぼす影響について研究した。
お問合せ先
杉本 敏樹、岡崎圭一(2025年度コロキウム委員)