[Top page] [日刊 研究最前線 知尋] [Discovery Saga総合案内] [大学別アーカイブス] [Discovery Saga会員のご案内] [産学連携のご案内] [会社概要] [お問い合わせ]

東北大学 研究Discovery Saga
2025年12月24日

慣性センサ信号を利用した歩行表現型解析法の開発

―高齢者の個人ごとの転倒要因の特定に期待―

【注目の成果:共同研究・産学連携のためのチェックポイント】
個人によって異なる転倒要因を特定し、転倒要因に基づいて個人に最適化された転倒予防プログラムに応用することが期待
【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
情報学工学総合生物医歯薬学
【持続可能な開発目標(SDGs)】
【Sagaキーワード】
最適化/持続可能/持続可能な開発/医工学/表現型解析/身体機能/高齢者/転倒予防
2025年12月24日 14:00

研究者情報

〇医工学研究科 教授 渡邉高志
研究室ウェブサイト

発表のポイント

足部に装着した慣性センサ(注1)の信号から、個人の歩行を異なる特徴のグループ(歩行表現型)に分類する方法を開発しました。
高齢者の転倒を引き起こす要因が、歩行表現型によって異なることを明らかにしました。
個人ごとに転倒要因を特定し、転倒要因に基づいて最適化された転倒予防プログラムに応用することが期待されます。

発表概要

高齢者の転倒は、死亡や寝たきりにもつながる問題として注目されています。転倒リスク(転倒のしやすさ)の臨床的な評価は、身体機能の計測や質問票などを利用して行われていますが、転倒を引き起こす要因を特定する方法は実現できていませんでした。
東北大学大学院医工学研究科の渡邉高志教授、東北大学大学院工学研究科の佐藤龍晟大学院生らの研究グループは、足部に取り付けた慣性センサの信号(加速度、角速度)から、個人の歩行を異なる特徴のグループ(歩行表現型)に分類して解析する新たな方法を構築し、各歩行表現型に特異的な転倒発生の要因がある可能性を示しました。
これらの成果は、個人によって異なる転倒要因を特定し、転倒要因に基づいて個人に最適化された転倒予防プログラムに応用することが期待されます。
本研究成果は、2025年12月10日に国際学術誌Sensors(電子版)に掲載されました。



図1. 歩行表現型分類による転倒要因分析の概略

用語解説

注1. 慣性センサ:加速度や角速度を計測するセンサのことです。身体に装着して運動を計測することができます。

論文情報

タイトル:Data-Driven Phenotyping from Foot-Mounted IMU Waveforms: Elucidating Phenotype-Specific Fall Mechanisms
著者: Ryusei Sato*, Takashi Watanabe
*責任著者:東北大学大学院工学研究科 大学院生 佐藤龍晟
掲載誌:Sensors
DOI:10.3390/s25247503

詳細(プレスリリース本文)

問い合わせ先

(研究に関すること)
東北大学大学院医工学研究科
教授 渡邉高志
TEL: 022-795-4861
Email: t.watanabe*tohoku.ac.jp (*を@に置き換えてください)
(報道に関すること)
東北大学大学院医工学研究科
TEL: 022-795-7491
Email: bme-pr*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)






東北大学は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています