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千葉大学 研究Discovery Saga
2025年12月20日

ミトコンドリアの働きを高めるタンパク質が、マウスの寿命を延ばす!?

~脂肪組織の老化シグナルを抑制し、エネルギー産生と代謝を改善~

【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
複合領域生物学医歯薬学
【Sagaキーワード】
産学連携/電子伝達/脂肪組織/寿命/マウス/ミトコンドリア/電子伝達系/健康長寿/老化

2025年12月18日
研究・産学連携

概要

千葉大学大学院医学研究院の田中 知明教授、埼玉医科大学医学部 池田 和博准教授、東京都健康長寿医療センター研究所 井上 聡研究部長らの研究グループは、細胞内でエネルギーを作るミトコンドリアの働きを助けるタンパク質「COX7RP」を増やすと、マウスの寿命が6.6%延びることを世界で初めて明らかにしました。COX7RPは、ミトコンドリア内でエネルギー酸性効率を高める “超複合体 (supercomplex)注1)”の形成を促す役割を持っています。超複合体が増加するとエネルギー生産が安定し、健康状態の改善につながると考えられているため、今回の成果は「どうすれば健康に長生きできるか」という問いを理解することに役立つ可能性があります。
 本研究成果は、2025年11月18日に国際科学誌Aging Cellにてオンライン公開されました。
■用語解説
注1)ミトコンドリア超複合体(supercomplex):ミトコンドリア内で、電子伝達系を担う呼吸鎖複合体(I, III, IV など)が安定した集合体を形成した構造体。電子の受け渡しを効率化して、エネルギー産生効率や反応の制御に関与すると考えられている。
■論文情報
タイトル: Mitochondrial Respiratory Supercomplex Assembly Factor COX7RP Contributes to Lifespan Extension in Mice(ミトコンドリア呼吸超複合体組立因子COX7RPはマウスの寿命延長に寄与する)
著者:Kazuhiro Ikeda, Sachiko Shiba, Masataka Yokoyama, Masanori Fujimoto, Kuniko Horie, Tomoaki Tanaka, Satoshi Inoue
雑誌:Aging Cell
DOI: 10.1111/acel.70294




図1:COX7RP発現上昇によるマウス寿命延長



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