脳の中枢神経系細胞「アストロサイト」異常活性化の”黒幕”を発見!
~アルツハイマー病などの神経変性疾患治療への応用に期待~
【注目の成果:共同研究・産学連携のためのチェックポイント】
![]() | アストロサイトにおける脂質代謝を治療標的とした神経変性疾患の治療への応用が期待 |
【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
【Sagaキーワード】
2025年12月04日
研究・産学連携
概要
千葉大学医学薬学府博士後期課程2年の門脇 凌 氏、同大大学院薬学研究院の中村 浩之 教授らの研究グループは、脳内に存在する中枢神経系の細胞の一つ「アストロサイト」の異常活性化が、スフィンゴミエリンと呼ばれる脂質によって促進されることを明らかにしました。アルツハイマー病やパーキンソン病に代表される神経変性疾患注1)では、アストロサイトの異常活性化が認められるため、今後はアストロサイトにおける脂質代謝を治療標的とした神経変性疾患の治療への応用が期待されます。本研究成果は、2025年11月3日に国際雑誌Journal of Lipid Researchに公開されました。
■用語解説
注1) 神経変性疾患:脳や脊髄などの神経細胞が死滅し、神経が脱落する病気。
■論文情報
タイトル:Sphingomyelin regulates astrocyte activity by regulating NF-κB signaling via HDAC1/3 expression
DOI:10.1016/j.jlr.2025.100933

図1. 脳内におけるアストロサイトのはたらき
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千葉大学 研究