ネイチャーポジティブの実現を支える自然共生未来基金を設立
―ネイチャーポジティブを共に目指すパートナーとの共創活動を推進―
【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
【持続可能な開発目標(SDGs)】
【Sagaキーワード】
2025年12月 4日 11:00
研究者情報
〇生命科学研究科 教授 近藤倫生研究室ウェブサイト
〇グリーン未来創造機構 教授 藤田香
研究室ウェブサイト
発表のポイント
東北大学COI-NEXTネイチャーポジティブ発展社会実現拠点(以下、NP拠点)は、自然共生未来基金を設立しました。本基金は人と自然が育み合う持続可能な社会作りに貢献するために活用されます。NP拠点は本基金を通じてネイチャーポジティブ(注1)に向けたお金の流れを生み出す仕組みの構築を目指します。その実現に向け、地域の自然・文化・産業を活かしたネイチャーポジティブな地域づくりと、ネイチャーポジティブを共に目指す企業との共創活動を推進します。
具体的な使途の1つとして、黒部川流域ネイチャーポジティブ・プロジェクト(注2)を支援します。地域の様々なステークホルダーと協働し、自然と地域社会の豊かさを目指した取り組みを後押しします。
発表概要
東北大学大学院生命科学研究科の近藤倫生教授がプロジェクトリーダーを務めるNP拠点は、産学官民の連携活動を通じて、事業活動と地域の自然資本との関係性を再構築することや、地域内外の多様な主体が協働してネイチャーポジティブの実現を推進することの重要性を認識してきました。NP拠点は2025年11月12日、自然共生未来基金を設立しました。本基金は、様々なステークホルダーが協働して自然の豊かさと社会の豊かさをともに育む取り組みを支援するとともに、こうした協働の動きを後押しし、ネイチャーポジティブの実現を促進するものです。
まずは富山県黒部川流域で取り組まれている黒部川流域ネイチャーポジティブ・プロジェクトを主な支援先とし、森から海までをつなぐ自然再生の取り組みを進め、今後は他地域にも活動を広げていきます。

図1. ネイチャーポジティブ発展社会のイメージ
用語解説
注1. ネイチャーポジティブ:「2020年を基準として、2030年までに自然の喪失を回復基調に逆転させ、2050年までに完全な回復を達成する」という世界的な社会目標。2022年12月に開催された生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)において新たに設定された。注2. 黒部川流域ネイチャーポジティブ・プロジェクト:黒部川流域をフィールドに、企業・自治体・地域団体などが連携し、森から海まで流域全体で自然を保全・再生するプロジェクト。NP拠点副拠点長の藤田香教授がリーダーを務める産官学連携プラットフォーム「黒部川ネイチャーポジティブ検討会」(2025年4月発足)が中心となって進めており、2025年10月に環境省の公募事業 「ランドスケープアプローチの実践事業」に採択。ランドスケープ・アプローチを日本の流域で具体化し、自然と地域価値が両立する持続可能なモデル創出を目指す。
詳細(プレスリリース本文)
特設サイト
問い合わせ先
(内容・報道に関すること)東北大学ネイチャーポジティブ発展社会実現拠点
広報事務局:上田 羊介
TEL: 022-795-6688
Email: np-hub_comm*grp.tohoku.ac.jp (*を@に置き換えてください)
(寄附に関すること)
東北大学総務企画部 基金・校友事務室
TEL:022-217-5058
Email: kikin*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)


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