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横浜国立大学 研究Discovery Saga
2025年11月8日

パラグアイの「人間国宝」ロサ・セゴビア氏と駐日パラグアイ大使館特命全権大使ご夫妻が横浜国立大学を表敬訪問されました

【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
環境学生物学工学医歯薬学
【Sagaキーワード】
ツーリズム/人類学/文化遺産/文化人類学/エンパワーメント


梅原出学長表敬訪問された人間国宝 ロサ・セゴビア氏(中央)とマリオ・マサユキ・豊歳駐日パラグアイ大使館特命全権大使(中央左)、セシリア・トヨトシ大使夫人(左)、藤掛洋子教授(右)


藤掛洋子教授の研究室にてロサ・セゴビア氏とマリオ・マサユキ・豊歳駐日パラグアイ大使館特命全権大使、セシリア・トヨトシ大使夫人、参加者の学生たち


ロサ・セゴビア氏による「ポンチョ・パライ60本縞」のデモンストレーションを行う様子

概要

2025年10月7日、ロサ・セゴビア(Rosa Concepción Segovia de González)氏とマリオ・マサユキ・豊歳駐日パラグアイ大使館特命全権大使、セシリア・トヨトシ大使夫人が横浜国立大学梅原出学長を表敬訪問されるとともに、パラグアイ地域研究者であり文化人類学者である都市イノベーション研究院の藤掛洋子教授の研究室を訪問され、ユネスコ無形文化遺産に登録されている「ポンチョ・パライ60本縞」の技を学生や教職員に披露されました。

 ロサ・セゴビア氏は、ユネスコ無形文化遺産に登録(関連リンク参照)されているパラグアイの伝統工芸品「ポンチョ・パライ60本縞」の職人であり、同国の「人間国宝」(国家無形文化財保持者)の称号を有しています。

 第一部では、藤掛洋子教授 (都市イノベーション研究院・都市科学部長)の研究室において、横浜国立大学が展開しているJICA草の根技術協力事業:「パラグアイ共和国複合的農村開発プロジェクト~アグリツーリズムの展開に向けて~」(第二フェーズ:2022年4月〜2025年12月)プロジェクトについて意見交換をし、ロサ・セゴビア氏からは、パラグアイ農村女性が技術を獲得し、エンパワーメントをなし得ている姿は織物職人のエンパワーメントと共通項があるとお話がありました。
 次に、パラグアイからの留学生で都市イノベーション学府博士前期課程2年在籍中のアマンダ・サクラ・コントレーラ・ヤブキ氏より「パラグアイの伝統工芸品の現代文化との融合」に関する研究発表が行われました。
 その後、ロサ・セゴビア氏による学生・教職員へのパラグアイ伝統文化紹介と「ポンチョ・パライ60本縞」の卓越した技が披露されました。ポンチョ・パライは、本体、フリンジ、ファヒータ(ガード)の3部分で構成され、女性織工たちが共同で作業を行うそうです。伝統技術は、織り手の母から娘へ、観察と実践を通じて口頭で伝承されてきたそうです。ロサ氏の卓越した技に会場からは歓声の声が上がりました。

 第二部では、横浜国立大学 梅原出学長を表敬訪問され、パラグアイと日本との学術交流にかかる意見交換に加え、伝統工芸品保全にかかる日本とパラグアイの比較などについて意見交換がなされました。

 ロサ・セゴビア氏は、伝統工芸品の継承のためには技術を独占することなく、広く後継者を育てていくことが重要であると話され、それをパラグアイで実践されているということでした。

関連リンク

https://ich.unesco.org/en/USL/ancestral-and-traditional-techniques-for-the-elaboration-of-the-poncho-para-i-de-60-listas-from-the-city-of-piribebuy-republic-of-paraguay-01992
2023年12月、パラグアイのピリベブイ市におけるポンチョ・パライ60本縞(Poncho Para'i de 60 Listas)の伝統的な製作技術が、ユネスコの「緊急に保護する必要がある無形文化遺産リスト」に登録。



(担当:都市イノベーション学府・研究院)