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自然科学研究機構 分子科学研究所 研究Discovery Saga
2025年11月5日

第989回分子研コロキウム

【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
生物学総合理工工学総合生物医歯薬学
【Sagaキーワード】
タンパク質凝集/振動子/反応制御/キャビテーション/センサー/バイオセンサー/光計測/超音波/水晶振動子/全反射蛍光顕微鏡/アミロイド/凝集体/蛍光顕微鏡/神経変性/神経変性疾患/創薬/線維化

セミナー・イベント詳細

演 題 「タンパク質凝集研究のための先端超音波技術と神経変性疾患診断への応用」
日 時 2025年11月19日(水) 16:00
講演者 荻博次 栄誉教授(大阪大学 大学院工学研究科)
場 所
研究棟201室
概 要
タンパク質凝集現象の研究のため、独自に開発した2種類の超音波手法について紹介し、アミロイドーシス病の診断・創薬への応用に関して議論する。第一に、超音波キャビテーション(気泡)を利用した手法であり、モノマーからアミロイド線維の形成反応や、線維伸長反応について、加速や抑制を物理的に制御することが可能である。体内に存在する極微量の凝集体(シード)の検出においては、モノマーからの線維形成は抑制し、シードを起点とする線維伸長反応だけを加速することが必要であり、こういった選択的反応制御法が必要となる。この原理に基づいた蛍光計測を導入した全自動超音波アミロイドアッセイ装置の開発に成功し、実際のアプリケーションについて紹介する。第二に、無線・無電極の超高感度水晶振動子バイオセンサーである。体内での凝集反応は、表面に補足されたシードにモノマーが堆積する表面凝集反応が主であり、これをチップ上で実現するためのバイオセンサーを開発した。全反射蛍光顕微鏡と融合することにより、線維化の様子や線維融解の様子を、視覚的かつ定量的に解析することが可能となり、微量検体に対する診断や創薬に貢献することが期待される。
お問合せ先
奥村久士(生命創成探究センター)
杉本 敏樹、岡崎圭一(2025年度コロキウム委員)