水と空気から生成した消毒液を用いて歯周病の原因細菌を殺菌し毒素類も無効化
-本学大学院生らが報告-
【注目の成果:共同研究・産学連携のためのチェックポイント】
![]() | 歯科診療や介護施設などにおいて,診療器具や歯ブラシなどを安全・安心・安価に消毒する方法として,オゾンナノ水の実用化が期待 |
【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
【Sagaキーワード】
2025年10月15日 水曜日
研究成果
本学大学院医歯学総合研究科微生物感染症学分野の遠藤愛歯科医師(次世代プロジェクト大学院生)、滝澤史雄博士、土門久哲准教授、寺尾豊教授らの共同研究グループは、ナノ技術を用いて空気と水から生成したオゾンナノ水が、細菌の殺菌に加えて細菌毒素を分解し不活化することを明らかにしました。本学工学部の牛田晃臣准教授、新潟県内の産学合同企業(フューテックニイガタ合同会社)との異分野融合研究でもある本研究成果は、2025年10月14日、国際科学誌「PLOS One」のオンライン版に掲載されました。
研究のポイント
空気中の酸素を濃縮し発生させたオゾンガスを,ナノ技術を用いて水中に超微粒子として分散させることで,歯周病の原因細菌に対して殺菌作用を発揮するオゾンナノ水を生成した。原材料が水と空気のみであり,使用後のオゾンは空気中で分解されて酸素に戻るため,オゾンナノ水は安全・安心・安価な消毒液としての将来性を有する。
オゾンナノ水は歯周病原細菌を殺菌しただけでなく,その細菌が産生する複数種の毒素,それら毒素類を内包する細菌のベシクル(=マイクロカプセル)も分解した。
歯科診療や介護施設などにおいて,診療器具や歯ブラシなどを安全・安心・安価に消毒する方法として,オゾンナノ水の実用化が期待される。
研究内容の詳細
水と空気から生成した消毒液を用いて歯周病の原因細菌を殺菌し毒素類も無効化-新潟大学大学院生らが報告-(PDF:1MB)論文情報
【掲載誌】PLOS One【論文タイトル】Ozone ultrafine bubble water sterilizes Porphyromonas gingivalis and neutralizes its virulence factors.
【著者】Endo M, Domon H, Hirayama S, Takizawa F, Ushida A, Tabeta K, and Terao Y.
【doi】10.1371/journal.pone.0334259
問い合わせ先
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新潟大学 研究