史上最も明るいガンマ線バーストをチェレンコフ望遠鏡で検出
―粒子ジェットの構造に新たな知見―
【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
【Sagaキーワード】
この研究の主な対象者企業・研究者の方
公開日
概要
井岡邦仁 基礎物理学研究所教授、東京大学、千葉大学などからなるチェレンコフ望遠鏡アレイ観測所(Cherenkov Telescope Array Observatory)の大口径望遠鏡(Large-Sized Telescopes)国際共同研究チームは、観測史上最も明るいガンマ線バースト(以下、「GRB」)、GRB 221009Aからの高エネルギーガンマ線放射の検出に成功しました。観測は2022年10月にスペインのカナリア諸島ラパルマ島にあるチェレンコフ望遠鏡LST-1(以下、「LST-1望遠鏡」)を用いて行われました。検出の成功はチェレンコフ望遠鏡を用いたGRB 221009Aの観測では唯一の成果であり、2019年の初検出以降の他のGRBを含めてもわずか5例目です。取得データを解析したところ、このGRBが多層からなるジェット構造を持つことがわかり、GRBの発生機構とそこでの高エネルギー粒子加速の研究に新たな知見をもたらしました。本研究成果は、2025年7月23日に、国際学術誌「Astrophysical Journal Letters」に掲載されました。

詳しい研究内容について
史上最も明るいガンマ線バーストをチェレンコフ望遠鏡で検出―粒子ジェットの構造に新たな知見―研究者情報
研究者名 井岡 邦仁京都大学 教育研究活動データベース
書誌情報
【DOI】https://doi.org/10.3847/2041-8213/ade4cf
【KURENAIアクセスURL】
http://hdl.handle.net/2433/295492
【書誌情報】
The CTAO-LST Collaboration: K. Abe, A. Aguasca-Cabot, S. Inoue, K. Ioka, H. Kubo, K. Noda, S. Nozaki, T. Saito, Y. Sato, M. Seglar Arroyo, H. Tajima, K. Terauchi, M. Teshima, T. Yamamoto, T. Yoshida, T. Yoshikoshi, et al. (2025). GRB 221009A: Observations with LST-1 of CTAO and Implications for Structured Jets in Long Gamma-Ray Bursts. The Astrophysical Journal Letters, 988, 2, L42.
京都大学 研究