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三重大学 研究Discovery Saga
2025年7月14日

サブ・サハラアフリカのコメ生産技術を改善!! 「肥料×灌漑=増収」の常識を覆す新たな発見

【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
工学農学
【Sagaキーワード】
生産技術/トウモロコシ/水稲/水田/畜産学/水資源/生物資源/灌漑
2025.7. 8

研究の概要

アフリカでは、コメが穀物消費量の約30%を占め、トウモロコシに次ぐ主要な穀物です。コメの消費量はアフリカ全体で増加傾向にあり、飢餓を減らすためにもコメの増産は非常に重要です。サブ・サハラアフリカは半乾燥地帯が多く、日本のように水を張った水田ではなく、畑で稲を育てる(陸稲)が大きな栽培面積をしています。コメ増産のためには、陸稲の肥料・水資源の適切な管理が求められています。
そこで研究グループは、半乾燥ケニアにおいて2年間にわたって陸稲栽培試験を実施し、10aあたり窒素肥料7.5㎏で最高収量となる一方で、15㎏まで窒素肥料を増加させると、収量が低下する事実を発見しました。さらに驚くべきは、窒素肥料と灌漑の組み合わせで増収するという一般常識に反して、「高窒素×灌漑」で減収が助長されることを立証し、そのメカニズムも解明したのです。これらの新知見は、肥料と灌漑の組み合わせが相乗効果を生み出すという常識の見直しを迫ります。
本研究の成果は2025年6月6日、国際学術雑誌Field Crops Researchにオンライン掲載されました。
論文タイトル:Effects of nitrogen application in upland rice cultivars: Balancing sink-source relationships for sustainable yield in water-limited environments
https://doi.org/10.3390/su162210099

本プレスリリースの本文は「こちら」



研究者情報



 



生物資源学研究科 教授
関谷 信人(SEKIYA Nobuhito)
専門分野:作物学
現在の研究課題:持続的水稲栽培(有機稲作)技術の開発





生物資源学研究科 准教授
今度央 誠(KONDO Makoto)
専門分野:畜産学
現在の研究課題:乳牛、肉牛用飼料の栄養評価