福島第一原発事故により停留精巣は本当に増加したのか?
第112回日本泌尿器科学会総会賞(2025年4月受賞)(2025-06-25)
Cryptorchidism after the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant accident -true or false?
【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
【Sagaキーワード】
- 佐藤 雄一(さとう・ゆういち)
- 泌尿器科学講座 講師
- 研究グループ
- 佐藤雄一 1) ,大前憲史 2) ,秦淳也 1) ,小川総一郎 1) ,大矢知昇 3) ,田中秀明 4), 井高貴之 5) ,石川徹夫 6) ,三井貴彦 7) ,横谷進 8)9) ,栗田宜明 2)10) , 大戸斉 8) ,小島祥敬 1)
1)福島県立医科大学医学部 泌尿器科学講座
2)福島県立医科大学 臨床研究イノベーションセンター
3)山梨県立中央病院 小児外科
4)福島県立医科大学附属病院 小児外科
5)福島県立医科大学医学部 公衆衛生学講座
6)福島県立医科大学 放射線物理化学講座
7)山梨大学大学院総合研究部 泌尿器科学講座
8)福島県立医科大学 放射線医学県民健康管理センター
9)福島県立医科大学医学部 甲状腺・内分泌センター
10)福島県立医科大学 大学院医学研究科 臨床疫学分野
今回の受賞について
日本泌尿器科学会総会1912年に泌尿器科学の進歩と普及を図り、学術の発展と国民の健康増進に寄与することを目的に設立されました。同年に第1回総会が開催され、2025年4月17日~19日に福岡にて第112回日本泌尿器科学会総会が開催されました。
賞について
2003年より日本泌尿器科学会総会賞が設けられ、例年総会賞応募演題から優秀演題賞が選考されています。第112回日本泌尿器科学会総会にて本研究が総会賞を受賞しました。
概要
本研究は、福島第一原子力発電所事故後に先天性男性生殖器疾患である停留精巣の発症が増加していないことを明らかにした疫学研究になります。本研究は、福島第一原子力発電所事故後に全国で停留精巣の手術件数が増加しているとの過去の報告に対し、福島県の風評払拭を目的とするプロジェクトとして進めてまいりました。研究結果により、福島県及び対照の山梨県においても停留精巣の手術件数・発生率の増加がないことを証明しました。今後も引き続き、福島県民ならびに全国の方々に向けて、正確な情報を発信していきたいと思います。本研究の遂行にあたりましては、小島教授をはじめ、多くの大学関係者より多大なるご助力を賜りました。心より御礼申し上げます。
今回の受賞を励みに、今後も一層研鑽を重ねてまいります。(佐藤雄一)

問い合わせ先
公立大学法人福島県立医科大学 医学部/泌尿器科学講座
電話:024-547-1111(代)
FAX:024-548-3393
メールアドレス:ysato@fmu.ac.jp(スパムメール防止のため一部全角表記しております)
福島県立医科大学 研究