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京都大学 研究Discovery Saga
2025年6月20日

ねばねばナマコは新発見がいっぱい

―ニセクロナマコの体内外に寄生するセトモノガイ―

【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
生物学農学
【Sagaキーワード】
分子系統解析/分子系統/系統解析/寄生虫
この研究の主な対象者
企業・研究者の方
公開日

概要

中野智之 フィールド科学教育研究センター准教授、西山絵莉菜 大阪市立大学学部生(現:大阪公立大学修士課程学生)、髙野剛史 目黒寄生虫館研究員の共同研究グループは、ニセクロナマコに寄生するセトモノガイ属(Melanella)巻貝類を体外から2種、体内から2種の合計4種発見しました。分子系統解析により、体外の2種はクロナマコヤドリニナM. kuronamakoM. spina、体内の2種は未同定種Melanellasp. AとMelanellasp. Bである事が分かりました。このうち、M. spinaは本邦初記録であり、さらに1種のナマコ類がセトモノガイ属に体内外のどちらも利用されるのは世界初の事例です。
 本研究成果は、2025年6月18日に、国際学術誌「Zoological Science」にオンライン掲載されました。


お尻からキュビエ管を放出するニセクロナマコとその体内・体表に寄生するセトモノガイ類(イラスト:中野真里)
研究者のコメント 「寄生率が非常に低いのにもかかわらず、最初の7個体のニセクロナマコの解剖でセトモノガイ類を発見した西山さんの引きに脱帽です!」(中野智之)
「セトモノガイ類は形態の違いが見分けにくい一方、まだ名前のないものも含め膨大な種数があり、研究者泣かせのグループです。今回、その多様性の一端が解明できたことを嬉しく思います」(髙野剛史)

詳しい研究内容について

ねばねばナマコは新発見がいっぱい―ニセクロナマコの体内外に寄生するセトモノガイ―

研究者情報

研究者名 中野 智之
京都大学 教育研究活動データベース

関連部局

フィールド科学教育研究センター