キューブサットX線衛星NinjaSatによる宇宙観測の革新
―決まった時間間隔で爆発を起こす奇妙な中性子星の長期観測―
【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
【Sagaキーワード】
この研究の主な対象者企業・研究者の方
公開日
概要
榎戸輝揚 理学研究科准教授、玉川徹 理化学研究所主任研究員(兼:同室長)、土肥明 同基礎科学特別研究員、武田朋志 東京理科大学博士課程学生(現:広島大学日本学術振興会特別研究員)、岩切渉 千葉大学助教、高橋弘充 広島大学准教授らの国際共同研究グループは、キューブサット(CubeSat)X線衛星NinjaSat(ニンジャサット)を用いて、決まった時間間隔で規則正しく爆発を起こす奇妙な中性子星(クロックバースター)を観測し、その特徴を明らかにしました。本研究成果は、理化学研究所と民間宇宙企業が製作した世界初の超小型汎用X線衛星NinjaSatを用い、X線天体の指向観測による科学成果を実現した最初の例です。今回切り開かれた、大型の科学衛星とは異なる宇宙観測手段は、今後も宇宙物理学・天文学に貢献することが期待されます。
今回、国際共同研究グループは、NinjaSatを用い、発見されたばかりのクロックバースター新天体SRGA J144459.2-604207を25日間の長期にわたり占有観測した結果、その中性子星は限界質量に近く、連星系を成している恒星は水素の外層が大きく削り取られた過去がある、かなり特殊な系であることが分かりました。
本研究成果に基づく3編の学術論文は、2025年5月14日に、国際学術誌「Publications of the Astronomical Society of Japan(欧文研究報告)」に掲載されました。

詳しい研究内容について
キューブサットX線衛星NinjaSatによる宇宙観測の革新―決まった時間間隔で爆発を起こす奇妙な中性子星の長期観測―研究者情報
研究者名 榎戸 輝揚京都大学 教育研究活動データベース
京都大学 研究