ミャンマー大地震はブーメランのような逆破壊伝播や超せん断破壊を含む複数のサブイベントで構成される特異な地震だった
【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
【Sagaキーワード】
この研究の主な対象者企業・研究者の方
公開日
概要
2025年3月28日、ミャンマー中部マンダレーにおいてモーメントマグニチュード(Mw)7.7の大地震(2025年ミャンマー地震、以下「ミャンマー大地震」)が発生し、地震による強い揺れによりミャンマーおよび周辺国に多くの被害をもたらしました。ボグダン・エネスク 理学研究科准教授、八木勇治 筑波大学教授らの研究グループは、この大地震の震源過程を、破壊の進行方向や断層形状を仮定せず柔軟に解析する新手法(ポテンシー密度テンソルインバージョン法)で解析し、断層に沿って南北の2方向へ行ったり来たりする非対称で高速な破壊成長様式を有する極めて複雑な震源過程を明らかにしました。本研究が示した複雑な破壊伝播様式は、地震発生機構の理解を深め、被害をもたらし得る強い地震動生成メカニズムのより良い評価に不可欠な知見です。
本研究成果は、2025年5月20日に、国際学術誌「Seismica」にオンライン掲載されました。
詳しい研究内容について
ミャンマー大地震はブーメランのような逆破壊伝播や超せん断破壊を含む 複数のサブイベントで構成される特異な地震だった研究者情報
研究者名 ENESCU Bogdan Dumitru京都大学 教育研究活動データベース
書誌情報
【DOI】https://doi.org/10.26443/seismica.v4i1.1691
【KURENAIアクセスURL】
http://hdl.handle.net/2433/294275
【書誌情報】
Naohiro Inoue, Ryo Yamaguchi, Yuji Yagi, Ryo Okuwaki, Bogdan Enescu, Tira Tadapansawut (2025). A multiple asymmetric bilateral rupture sequence derived from the peculiar teleseismic P-waves of the 2025 Mandalay, Myanmar earthquake.Seismica, 4, 1.
京都大学 研究