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金沢大学 研究Discovery Saga
2025年5月15日

高速原子間力顕微鏡が明かすエストロゲン受容体のDNA認識メカニズム

~がんの新たな治療標的となる転写過程の動態観察に成功~

【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
複合領域数物系科学化学総合理工工学医歯薬学
【Sagaキーワード】
がん研究/DNA結合/持続性/時間分解/二量体/時間分解能/AFM/ナノメートル/原子間力顕微鏡/分解能/高速原子間力顕微鏡/空間分解能/治療標的/腫瘍学/ホルモン/性ホルモン/エストロゲン/エストロゲン受容体/リガンド/核内受容体/構造変化/受容体/創薬/転写因子/転写制御/遺伝子/乳がん
掲載日:2025-5-14 研究

概要

【本研究成果のポイント】
① 高速原子間力顕微鏡(HS-AFM)(※1)で、エストロゲン受容体α(ERα)の構造変化やDNA結合過程を、1分子レベルでリアルタイム観察することに世界で初めて成功。
② ERαはエストロゲンの有無にかかわらずDNAに結合できるが、エストロゲン存在下でより安定に結合することを発見。
③ 「リガンド誘導型二量体化(LID)モデル」というホルモン応答性転写制御の新たな概念を提唱。
 
 金沢大学大学院新学術創成研究科ナノ生命科学専攻/ナノ精密医学・理工学卓越大学院プログラム履修生の西出梧朗(博士後期課程3年、研究当時)、九州大学大学院理学研究院の松島綾美教授、金沢大学ナノ生命科学研究所(WPI-NanoLSI)/新学術創成研究機構のリチャード・ウォング教授らの共同研究グループは、高速原子間力顕微鏡(HS-AFM)を用いて、エストロゲン受容体α(ERα)(※2)がDNA上のエストロゲン応答配列(ERE)を認識・結合する瞬間をリアルタイムで可視化することに成功しました。

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