工学府知能情報システム工学専攻2年の李山川さんがThe 3rd SpinQ Cup Greater Bay Area Quantum Computing Challenge 「Second Prize」を受賞
【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
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2025年4月22日
概要
工学府知能情報システム工学専攻2年の李山川さんが、2024年7月20日にThe 3rd SpinQ Cup Greater Bay Area Quantum Computing Challenge 「Second Prize」を受賞しました。■受賞名
「Second Prize」 The 3rd SpinQ Cup Greater Bay Area Quantum Computing Challenge, Professional Group, Shenzhen Computer Society, Hong Kong Physical Society, July 20, 2024, Shenzhen, China.
■受賞者
Team "愛如火2024" 李 山川(り さんせん)さん
工学府・博士前期課程 知能情報システム工学専攻2年(受賞時)
風陵渡中学校(高校) 2016、中北大学 2021卒業
指導教員:工学研究院 先端電気電子部門 白樫 淳一 教授
■受賞概要
●テーマ:「Design a Quantum Algorithm to Address the Challenge of Repeat Fragments in Genome Assembly Based on De Bruijn Graphs Algorithm」
●内 容:
人間の身体や、世界・自然・宇宙など、すべては量子でできています。量子とは物質やエネルギーの最小単位であり、原子は量子から構成され、電子もまた量子です。現在、人間が手にしているナノテクノロジーと呼ばれる技術では原子を1個単位で制御することができ、さらに、量子ナノエレクトロニクスの分野では電子を1個ずつ操作しています。しかし、原子や電子を自在に制御することはとても難しく、その理解には量子力学と呼ばれる新しい物理学が必要です。量子力学を基礎とするナノテクノロジーやナノエレクトロニクスの研究の進展により、近年、その実現が極めて困難とされてきた量子計算機が姿を現しはじめています。量子計算機は原理的に強大な演算能力を有していることから究極の計算機と考えられ、人間は、夢と思われてきた極限の性能を有する新型計算機を現実のものとしつつあります。 本研究室では、原子や電子を1個ずつ操作する究極的な研究を行っています。そのためには、量子力学の知識やナノテクノロジーやナノエレクトロニクスに関する様々な実験の技能・経験など、膨大な知見や技量を身に付ける必要があります。一方、近年、人工知能の性能も極めて大きく向上してきました。そこで我々は、量子の世界の難しい研究や実験を人間が行うのではなく、量子計算機をもとに適切に設計された量子人工知能マシンに実行させることを考えています。
この大会は、世界中の量子コンピュータに興味を持つ学生や愛好家を対象とした大会です。量子アルゴリズムの設計や実践的な問題解決能力を競い合い、参加者同士の交流を通じて科学的思考や創造力を高めます。高校生にとって、量子計算という最先端技術の面白さや可能性を深く理解し、学習や研究への意欲を高める絶好の機会になります。
●受賞日:2024年7月20日
●参加学会等:The 3rd SpinQ Cup Greater Bay Area Quantum Computing Challenge
https://quantum-challenge.spinq.cn/home?choosedType=result(大会ページ)

関連リンク
•東京農工大学工学部
•東京農工大学大学院工学府
•李山川さんを指導する白樫淳一教授研究者プロフィール研究室WEBサイト
東京農工大学 研究