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金沢大学 研究Discovery Saga
2025年4月4日

イオン液体に溶解した薬で命を救いたい! 本学准教授がピッチコンテストで優勝

【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
化学農学医歯薬学
【Sagaキーワード】
イオン液体/セルロース/創薬/分子設計
掲載日:2025-4-3 研究

概要

2025年2月28日、金沢大学理工研究域生命理工学系の黒田浩介准教授は、ピッチコンテスト “Changing Tomorrow”(主催:LINK-J、共催:アステラス製薬株式会社)において優勝しました。副賞として、研究奨励金1,000万円および1年間のラボ無償利用等の研究環境を獲得しました(※1)。  
 本ピッチコンテストは、柏の葉からつくばにまたがる地域における創薬エコシステムのさらなる活性化を目指し、患者さんの未来を変える熱意を持ち、最先端の科学を活かして創薬に挑戦する研究者や企業を支援することを目的としています。本年度は、アンメットメディカルニーズを満たし得る新たなアイデア・技術をこの地域で共に育み、花開かせることを目指す仲間を幅広く募集し、書類審査を勝ち抜いた9チームがピッチを行いました。黒田准教授は、「不溶な物質に対して溶解可能に設計できる溶媒の研究の社会実装」について発表し、その独創性と革新性を高く評価され、この度の受賞に至りました。黒田准教授は、これまで専門である化学、特に分子設計の観点から、植物の主成分であるセルロースを溶かすイオン液体の開発に従事してきました。
 黒田准教授は、「我々が開発した“イオン液体”は、毒性が低く、臨床への応用も期待されます。このイオン液体を使うことで、たとえば“溶解できないために開発が中止された新薬候補”を製剤化できる可能性があると考えています。創薬において、溶媒に焦点を当てた研究は珍しく、その独創性を評価いただきました。今回の優勝はスタートアップの立ち上げと実用化に向けて大きな価値があります。イオン液体に溶解した薬で命が救われる日が来るまで、全力で走り続けたいと思います!」とコメントしています。
※1 ピッチコンテストの詳細は以下をご参照ください。
      https://www.link-j.org/news/article-45944.html
 
 


優勝した理工研究域の黒田浩介准教授(写真右)
 
プレスリリースはこちら
研究者情報:黒田 浩介
研究紹介動画 Aspiration -志を持つ者-:#3 黒田 浩介