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静岡大学 研究Discovery Saga
2025年4月2日

静岡県熱海市逢初川の源頭部の盛土下端部にあった沈砂池

【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
環境学数物系科学生物学工学農学
【Sagaキーワード】
地球科学/火山岩/堆積物/更新世/含水率/土砂災害/土石流/二枚貝
2025/04/02 プレスリリース

概要

2021年7月3日に静岡県熱海市伊豆山地区の逢初川沿いで、その源頭部にあった盛土の崩落により土石流が発生し、死者・行方不明者28人、全・半壊家屋64棟の被害をもたらしました。

本研究で、盛土崩落の原因究明に関わる盛土材料の物性と産地に関する知見を得ました。
地山由来の火山岩礫のかさ密度が2.1~3.2g/cm3であるのに対して、黒色盛土と土石流堆積物に含まれる軟質泥岩礫の乾燥かさ密度は約1.4~1.9g/cm3、湿潤かさ密度は1.7~2.2g/cm3、含水率は20.6~45.2%でした。
また、一部の軟質泥岩礫はスレーキング現象を起こすことが分かりました。
これらの物性の持つ軟質泥岩礫の混入が、盛土の安定性を低下した可能性があります。
土石流堆積物に含まれる軟質泥岩礫から発見された海生二枚貝化石により、泥岩礫の原岩としては神奈川県相模原市に露出する鮮新世末期-前期更新世の大塚層の可能性が高いことが分かりました。
この研究成果は、「静岡大学地球科学研究報告」に受理されました。
下記の日時で詳細をご説明いたしますので、取材方よろしくお願いいたします。
なお、当日の説明は北村が行います。
概略はプレスリリース資料をご覧下さい。

日時:令和7年4月2日 10:00~
場所:静岡県庁東館10階 社会部記者室
会見者:北村 晃寿(静岡大学)
軟質泥岩礫の“礫層”の変質と盛土崩落

論文情報

題名:熱海市伊豆山地区土砂災害の盛土と土石流堆積物に含まれる軟質泥岩礫
誌名:第四紀研究, 64巻2号
著者:北村 晃寿1,2

1:静岡大学理学部地球科学科,2:静岡大学防災総合センター
  • 北村 晃寿 教授|静岡大学教員データベース
  • 【詳細はこちら:プレスリリース】
    熱海市伊豆山地区土砂災害の盛土と土石流堆積物に含まれる軟質泥岩礫
  • 問い合わせ先

    静岡大学理学部地球科学科・防災総合センター
    北村 晃寿
    TEL:054-238-4798
    E-mail:kitamura.akihisa[at]shizuoka.ac.jp
    ※[at]を@に変更してご利用ください。 新着情報一覧へ