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静岡大学 研究Discovery Saga
2025年4月1日

【グローバル共創科学部】 青木 憲治 准教授 がFMしみず「日曜ネイチャーランド」(3/23)に出演しました

【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
環境学数物系科学化学工学農学医歯薬学
【Sagaキーワード】
温室効果ガス/温室効果/ピレン/樹脂/プロピレン/カーボンニュートラル/カーボン/プラスチック/リサイクル/自動車/複合材/複合材料/セルロース/パーソナリティ/コミュニティ
2025/04/01 メディア

概要

FMしみず「日曜ネイチャーランド」内の「生きるチカラ」のコーナー(午前11時30分頃~)には、毎週第4日曜日に静岡大学の研究者が出演し、パーソナリティのしなっちさんと、楽しく最新の研究等についてお話しています。

3月23日(日)は、グローバル共創科学部の青木 憲治 准教授がスタジオ生出演。
「カーボンニュートラルな未来のための材料開発」についてお話しました。


■ セルロースを活用した複合材料の開発

草や木の主成分であるセルロース(天然繊維)をプラスチックと混ぜた「セルロース/樹脂複合材料」の研究開発をしています。
汎用樹脂として使われているポリプロピレンはそのままだと強度が足りないため、自動車や家電製品の部品にはガラス繊維を補強材として混ぜたガラス繊維強化ポリプロピレン(GFRPP)が使われています。
しかし、GFRPPはリサイクル時にガラス繊維が折れてしまうため、強度低下が大きく、マテリアルリサイクルが困難であるという課題があります。

一方、セルロースは天然材料であり、リサイクル時に繊維が損傷し難いため、複数回のマテリアルリサイクルが可能です。
よって、プラスチック使用量の削減、ひいては「カーボンニュートラル※」に貢献できます。
現在、セルロース原料として「綿花」を中心とした開発をしています。
綿花はその95%以上がセルロースであり、不純物が少なく、漂白処理が不要という利点があり、安定した材料として使用できるからです。

※カーボンニュートラル:
温室効果ガスの排出量から吸収量を差し引いた合計を差し引きゼロ(ニュートラル、中立)にすること


■ 未来に向けて、価値観を変えていく

2050年のカーボンニュートラル目標に向けて、プラスチックなど、従来の石油由来原料の使用から脱却する必要があります。
ですが、環境に優しいというだけでなく、コストや性能面でも競争力のある製品を作ることも重要です。

「未来の当たり前を作る」ために、これまでの石油製品を多用する価値観を変えていく必要があります。
2050年に新しい材料を使っていくのは今の子どもたちですから、このセルロース系複合材料を教育現場で活用することで、子供たちが環境に優しい材料について学び、実際に使用する機会を作ることも、今できることとして重要だと考えています。


■ 「森林コンビナート」構想

これから草や木由来のセルロースが石油に代わる原料として実用化されると、森が化石燃料に代わる資源となり、木材を原料とした新しい産業モデル「森林コンビナート」が形成されると思っています。
近い将来、セルロースを使った材料が身の回りで当たり前に使われる社会をつくることで、社会に貢献していきたいですね。
  • 青木 憲治 准教授(グローバル共創科学部)|静岡大学教員データベース
  • 新番組『Sunday Nature』(日曜朝7:30~9:00)始まります!

    静岡大学の研究者は、第3日曜日 朝8:00~出演!
    次回の静岡大学の研究者の出演は、4月20日(日)です。

    ■ 出演番組:新コミュニティエフエム S-Wave『Sunday Nature』(毎週日曜 朝7:30~9:00)
  • S-Wave 76.9 ウェブサイト


  • 放送はサイマルラジオで全国どこからでもお聴きいただけます。(同時放送のみ、アーカイブはございません)
  • サイマルラジオ|S-Wave 76.9


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