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京都大学 研究Discovery Saga
2025年3月17日

従来比約30倍の変換効率を示す二酸化炭素還元光触媒を共同開発

【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
情報学環境学数物系科学化学生物学総合理工工学
【Sagaキーワード】
最適化/光エネルギー/温室効果ガス/再資源化/温室効果/タンタル/光応答/二酸化炭素還元/半導体光触媒/カーボンニュートラル/光照射/光触媒/カーボン/CO2/CO2還元/ナノ粒子/プラスチック/二酸化炭素/半導体/表面処理

概要

国立大学法人京都大学と住友金属鉱山株式会社は、両者が2022年6月1日付で京都大学大学院工学研究科に開設した住友金属鉱山二酸化炭素有効利用産学共同講座において、二酸化炭素(CO2)を従来比約30倍の変換効率で一酸化炭素(CO)へ還元する紫外光応答型光触媒を開発しました。
両者が研究開発を進めているCO2還元光触媒を用いると、光エネルギーを利用して、CO2をプラスチックの原料となるCO等へ変換することができます。本技術確立により、温室効果ガスであるCO2を再資源化するとともに、より少ない石油資源でプラスチック等を生産することが可能となるため、カーボンニュートラル社会の実現に大きく貢献する技術として期待されています。
CO2還元光触媒は、土台である半導体光触媒と、反応を向上させるための助触媒から構成されています。京都大学大学院工学研究科分子工学専攻寺村研究室が長年培ってきた触媒の合成・評価技術と住友金属鉱山のコア技術である粉体合成・表面処理技術を融合させ、助触媒の担持手法と、サイズ、構造の最適化を行いました。従来のAgナノ粒子助触媒を担持したタンタル酸亜鉛(ZnTa2O6)半導体光触媒の場合、紫外光照射下でのCO2光還元により得られるCO濃度は270 ppm程度でしたが、このたび最適化を行なった結果、従来の約30倍となる8,000 ppm超のCO濃度が得られ、国内外の報告例と比較して非常に高い変換効率を実現することに成功しました。本成果は2025年2月21日に国際学術誌「ACS Catalysis」にオンライン掲載されています。
京都大学と住友金属鉱山は、今後も保有する技術を融合することで、カーボンニュートラル社会の実現に貢献する研究を進めてまいります。
研究詳細
従来比約30倍の変換効率を示す二酸化炭素還元光触媒を共同開発

研究者情報

  • 井口 翔之京都大学教育研究活動データベース
  • 浪花 晋平京都大学教育研究活動データベース
  • 寺村 謙太郎京都大学教育研究活動データベース
  • 書誌情報

    タイトル
    Enhanced Photocatalytic Conversion of CO2 by H2O over Ag@Cr-Cocatalyst-Modified ZnTa2O6
    著者
    Kio KAWATA, Shoji IGUCHI, Shimpei NANIWA, Masamu NISHIMOTO, Kentaro TERAMURA
    掲載誌
    ACS Catalysis
    DOI 10.1021/acscatal.4c06530
    KURENAI

    関連リンク

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