100年前の手紙から読み解く防災と世界平和
関東大震災への支援に感謝の手紙を書いた約700人の学生の子孫を探すプロジェクトを開始
【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
【持続可能な開発目標(SDGs)】
【Sagaキーワード】
2025年2月17日 11:00 |プレスリリース・研究成果
研究者情報
〇災害科学国際研究所 准教授 川内淳史災害科学国際研究所ウェブサイト
発表のポイント
発表概要
1923年9月の関東大震災発生後、日本には世界中から援助が届きました。中でもアメリカからは莫大かつ迅速な「前例のない人道支援」が行われました。震災当時の日米関係は必ずしも良好ではありませんでしたが、両国はこれを機に関係改善を目指し、日本からアメリカに様々な形で感謝の意が表されました。その一つが、日本の学生たちからアメリカ国民に対する感謝の手紙の送付です。東北大学災害科学国際研究所の川内淳史准教授(歴史学)らと世界防災フォーラムは合同調査により、744通の感謝状が震災当時のアメリカ大統領であったカルビン・クーリッジの子孫のもとに保存されていることを明らかにしました。手紙には感謝の気持ちの他、日米友好と世界平和への願いが込められており、「災害外交」の一環と捉えることができます。
本研究成果は2025年2月1日、学術誌Journal of Disaster Researchに掲載されました。当時手紙を書いた学生の子孫を探す「100年前の手紙プロジェクト(クーリッジ未来プロジェクト)」の詳細は3月7日から9日に仙台市で開かれる「世界防災フォーラム2025」の展示ブースにて報告されます。
図1. アメリカ・バーモント州に保管されていた手紙の原本
論文情報
タイトル:The Great Kanto Earthquake and U.S.-Japan Relations: Japanese Students' Thank-You Letters Sent to the United States and Their Implications for International Disaster Risk Reduction Cooperation著者: Atsushi Kawauchi*, Natsuko Chubachi, Ken Yoshino, Soraya Ono, and Yuichi Ono
*責任著者:東北大学災害科学国際研究所 准教授 川内淳史
掲載誌:Journal of Disaster Research vol.20 no.1, pp.63-80
DOI:10.20965/jdr.2025.p0063
詳細(プレスリリース本文)
問い合わせ先
(研究に関すること)東北大学災害科学国際研究所
准教授 川内淳史
TEL: 022-752-2142
Email: atsushi.kawauchi.a8*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
(報道に関すること)
東北大学災害科学国際研究所広報室
TEL: 022-752-2049
Email: irides-pr*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
東北大学は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています
東北大学 研究